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製造における測定の重要性

21 Oct ニュース
正確な寸法測定がものづくりの原点であることは自明の理です。材料調達から加工、組立、検査、出荷までの一連の工程を同一のベンチマークで測定することで、設計要件を満たした製品を製造し、品質を確保します。
一人でも測定を怠れば品質は保証できません。これにより不良品が混入すると、歩留まりが低下するだけでなく、不良品が製品として納入された後にクレームが発生してしまいます。言い換えれば、製造のすべての段階で組織の全メンバーが正確な測定を行う必要があります。
正確な測定を行うためには、ものづくりに携わる者が測定に関する技術を習得し、その上で測定器を適切に管理・使用することが基本です。この一連の仕組みは「測定管理」と呼ばれ、品質管理の基礎となります。近年では計量管理も標準化され、計量マネジメントシステム(ISO10012)が確立されています。正確な計測を実現するため、計測のトレーサビリティを確保する取り組みも推進しています。